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ライダー映画

仮面ライダーヒビキと7人の戦鬼
監督・坂本太郎
年度・2005
出演・細川茂樹、渋江譲二、松田賢二、松尾敏伸、下條アトム
音楽☆☆☆、ストーリー☆☆☆☆、映像・演出☆☆☆☆☆、俳優☆☆☆☆、総合評☆☆☆☆☆
コメント》期待にたがわず面白かった。平成ライダーも6年目、映画も5作目だが、今回は初めてTVシリーズをリアルタイムで見ていることもあって、1、2を争う面白さだ。
一応、仮面ライダーというタイトルだが、劇中その言葉は出てきたことがない。魔化魍(妖怪変化)と戦う陰陽師(鬼)といったところ。ディスクアニマルという式神で、土蜘蛛や河童や化け猫などと戦う。
江戸時代の鬼たちのきらびやかな造形やオリジナルの武器(楽器)の数々。銅鑼、フルート、トライアングル、シンバルで戦う。テレビでおなじみの太鼓、トランペット、エレキギターもそのまま出てきてファンにはこたえられない。
ストーリーも、村娘をおろちの人身御供から助けるため、助けてくれる鬼を探し集める、ってこれ「七人の侍」じゃないか!
子供向けだけど、大人の観賞にも耐えうる作品に仕上がったと思う。
一つだけ。冒頭でテレビ版準レギュラーのあきら(江戸時代の役名は鈴)が魔物に食われるのはあっけなさすぎ。秋山奈々ちゃんをもっと出してください。

仮面ライダーTHE FIRST
監督・長石多可男
年度・2005
出演・黄川田将也、高野八誠、小嶺麗奈
音楽☆☆☆、ストーリー☆☆、映像・演出☆☆☆☆☆、俳優☆☆☆☆、総合評☆☆☆☆
コメント》アクションシーンは見応えがあった。CGに頼らず、ワイヤアクションに徹したスタッフの心意気やよし。
黄川田・本郷の苦悩する感じが出ていて良かった。ただ、1号と2号で女を取り合うってのはどうなの?高野・一文字も良かったけど、仮面ライダー龍騎のライアのイメージと重なった。それに上映館が少なすぎ。

以下ネタばれ注意。
ウエンツが、まさかコブラだったとは!ガーベラが出てくるまで、コブラ=ISSA、スネーク=佐田真由美と思い込んでいた。あまりにも悲惨な最期。最初、ウエンツはライダーに助けられる少年か何かと思っていて、「登場シーン長過ぎ」と感じたが、ショッカーの残虐性を描き出すために必要だったのだ。恐れ入りました。

仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE
監督・石田秀範
年度・2006
出演・水嶋ヒロ、佐藤祐基、武蔵、森下千里、虎牙光輝
音楽☆☆☆、ストーリー☆☆☆、映像・演出☆☆☆☆、俳優☆☆☆☆、総合評☆☆☆
コメント》面白かった。ヘラクス、ケタロス、そしてコーカサス。ゲストライダーの戦闘シーンにそれぞれ見せ場があってよかった。
サソードが冒頭の1コマしか出て来ないのは残念。ザビーが矢車だったのは良いが、影山にも出番があればなお良かった。(樹花なんてエンドロールだけ、せりふなし)
裏切り者が毎年出てきて、もういいよ、という気分にさせる。

仮面ライダー電王 俺、誕生!
監督・長石多可男
年度・2007
出演・佐藤健、渡辺裕之、白鳥百合子、中村優一
音楽☆☆☆☆、ストーリー☆☆☆☆、映像・演出☆☆☆☆☆、俳優☆☆☆☆☆、総合評☆☆☆☆☆
コメント》今までの映画版にない、テレビを見ていないとストーリーが理解できない展開に驚いた。ただ、分かる人には分かる憎らしい展開。ジークがなぜこの時間にいるのか、小太郎、ガオウの悪役ぶり、モモ、ウラ、キン、リュウの4人が一度に勢ぞろいと見どころは満載だ。惜しむらくは、ほしのあきの千姫をもっと出してほしかった。 真田幸村の陣内智則もそうだが、せっかく出したのにシーンが少なくもったいなかった。

仮面ライダーTHE NEXT
監督・田崎竜太
年度・2007
出演・黄川田将也、高野八誠、加藤和樹
音楽☆☆☆、ストーリー☆☆☆☆、映像・演出☆☆☆☆☆、俳優☆☆☆☆☆、総合評☆☆☆☆☆
コメント》前作「THE FIRST」よりいい出来だったと思う。ホラー部分への批判も見られますが、仮面ライダーはもともとテレビ怪奇映画だし、僕は良かったと思う。80点以上は付けられる。
バイクアクションは最高だし(マジ凄い!)、アクションシーンも前作より長かったのが◎。
怪人やライダーのデザインも良い。
高校の教師をやってる本郷のコミカルな部分、ヒロインの石田未来の熱演(ブレイドの天音ちゃん役ではあまり目立たなかったが、これは凄く良かった)、そして風見兄妹の悲劇・・・。妹を手にかける兄、というテレビ版よりはるかに重い業を背負った風見。響鬼でヒロイン・もっちーを演じた森絵梨佳が恐ろしい化け物に・・・。怖かった。夢に出そう。
まあ「リング」の貞子みたいにしたのはどうかと思いますけど(苦笑)。結局は改造手術の失敗が原因であり、IT会社の虐殺場面と共に、ショッカーの非道ぶりを際立たせている。
ナノマシンによる改造という設定なども近未来的で、良かったと思う。あと、チェーンソーリゾードのヌードも(笑)。テレビシリーズでノコギリトカゲが女性怪人だったことをちゃんと踏襲してる。

「THE FIRST」はコブラとスネークのくだりが長すぎたり、恋愛要素で多少冗漫な感じもしたが、「NEXT」はスピーディーで良かった。
次は、「LAST」or「FINAL」?ライダーマンが出てくると面白いと思う。

仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事
監督・金田治
年度・2008
出演・佐藤健、瀬戸康史、中村優一、村井良大、松元環季
総合評☆☆☆☆☆
コメント》昨年放送の電王と、今年放送中のキバの2大ライダーが競演。いつもは映画館では寝てしまう1歳の息子も、食い入るように見てました。

話は電王中心で、テレビ放映終了から3カ月しかたってないけど、懐かしい!バイクアクションあり、U侑斗、M渡、電車戦まであった。キバは顔出し程度と思っていたら、最後にキャッスルグランまで出てきてデンライナー&ゼロライナーと合同で戦ったり、まさに「てんこ盛り」の内容だった。これで終わりなんて寂しいなあ。

電王は、2度目の映画化だが、これは平成ライダーでは初めてのこと。おもちゃの売り上げも前年カブトの倍以上、いかに電王の人気が高かったかという証拠だ。観客動員数も公開週でトップ。プログラムも売り切れだったのは驚きでした。

仮面ライダーキバ 魔界城の王
監督・田崎竜太
年度・2008
出演・瀬戸康史、武田航平、柳沢なな、高橋優、加藤慶祐、堀内健
総合評☆☆☆☆
コメント》近年の仮面ライダーの映画の中でもなかなかの傑作。ちょっと詰め込みすぎの感もあるが、テレビ本編ではないゆり&恵の母娘イクサ同時変身、さらに渡と音也が父子競演とサービス満点。
敵の仮面ライダーアークを演じたネプチューン・ホリケンの演技も真に迫っていて良かった。

一つ問題を挙げれば、敵はアークだけで十分だった。仮面ライダーレイは、名護イクサの出番を作るために入れたのだろうが、必要なかったと思う。

さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン
監督・金田治
年度・2008
出演・桜田通、佐藤健、中村優一、松村雄基、神田沙也加
総合評☆☆☆☆
コメント》電王もこれが最後ということで楽しみにして見たが、まあこんなもんかなという印象。前作「クライマックス刑事」のほうが面白かった。

新ライダーのNEW電王、幽汽がかっこいいし、敵キャラ・死郎のコマを使った戦いもいい。ライナー、ソード、ロッド、アックス、ガン、ウイングの各フォームにゼロノスゼロフォームで栄光の七人ライダー、とやったのは笑った。ここにNEW電王を入れてやっても良かったのに。
NEW電王・幸太郎が戦いの中で成長を見せたのは良かったと思う。

問題点を挙げれば、死郎がはっきりしないこと。400年前にどんな悲劇があったのか説明されていないので、死者と生者の逆転を狙うと言ってもピンとこないのだ。そしてなぜ象が来る1728年を選んだのかも分からない。その点不満が残った。

仮面ライダー超電王&ディケイド 鬼ケ島の戦艦
監督・田崎竜太
年度・2009
出演・沢木ルカ、南明奈、桜田通、柳沢慎吾、篠井英介
総合評☆☆☆☆☆
コメント》電王の映画は4作目だが、前作「さらば電王 ファイナル・カウントダウン」で一応の区切りがついていた。わざわざもう1本作るなら、これまでの映画を超えるものでなければならない。そのファンの期待を十分裏切らない内容だった。面白かった。

鬼ケ島伝説に絡め、舞台は室町時代。そして都会から田舎に転校していじめられていた少年ユウが主人公。これまで主役だった佐藤健は全く出て来ず子役(小太郎)に交代、もう1人のライダーゼロノス役の中村優一もほとんど出て来ず、友情出演扱いだった。
今までのファンはそれを寂しく感じるかもしれないが、電王は新たな可能性を見せたのではないか。
すなわち、タイムトラベルものという特性を生かして、毎回主人公を代えて話を続けられる。東映は「超・電王」のシリーズ化を考えているらしいが、次回は全く違う人物・時間設定になると思う。

新ライダーは出て来ないが、電王クライマックスフォームにジークがプラスされたり、NEW電王にデネブが憑いたベガフォーム、さらにディエンドが出したG3、コーカサス、王蛇にウラタロス、キンタロス、リュウタロスが憑依したりして、電王の面白さのツボを押さえていた。それにしても、ディエンドは何のために出てきたのか、相変わらず行動が愉快犯にしか見えず謎だった。

役者も良かった。ユウ役の沢木ルカ。実は小6の女の子だが、そんなことを感じさせない少年ぶり。悪役の篠井英介、柳沢慎吾も◎。

仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
監督・金田治
年度・2009
出演・井上正大、村井良大、大瀧龍宇一、大杉漣、石橋蓮司、GACKT
総合評☆☆☆☆
コメント》まず、門矢士=仮面ライダーディケイドの正体に驚いた。実は、大ショッカーの首領そのもの。それぞれのライダーの世界をつなぐことによって、征服を企てた張本人だったのだ。
大ショッカーによって作られたライダーということは、テレビ本編からある程度想像がついたが、首領だとは。あぜん呆然。そして、門矢家の執事がシャドームーンで、士の妹が大神官ビシュム、とはもう突っ込む気にもなれない。

そんなびっくりストーリーは置いといて、映像的には面白さがずばぬけていた。
冒頭のライダーバトル。ディケイドというライダーの特性を生かして、さまざまなライダー同士の夢の対決が次々に展開する。響鬼対アマゾンの野性ライダー対決、剣対ストロンガーのカブトムシ対決、クウガドラゴン対Xライダーの棒対決などなど、カードゲームのガンバライドを実写で見ている感じだった。
できれば、結城丈二(GACKT)がライダーマンに変身するシーンがあればよかった。

対する大ショッカー。地獄大使、死神博士が復活したり、シオマネキングにガニコウモル、モールイマジンやバットファンガイアまで昭和から平成までの怪人も集結。
それぞれのライダーに見せ場を作り、9月放送開始の仮面ライダーWまでシャドームーンに致命傷を負わせる。
最後は、キングダークに対して、ディエンドのお宝として巨大化した仮面ライダーJが登場。そのままJがおいしいところをさらうかと思えば、ディケイドがアイテム化してコンプリートフォームジャンボフォーメーションになって、Jと一体化してキングダークを撃破。

次々と見せ場が展開して目まぐるしかったが、この長さにこれだけ詰め込んで十分満足できるものだった。まさに10年に1度のお祭りと言えよう。

仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010
監督・田崎竜太
年度・2009
出演・井上正大、村井良大、森カンナ、戸谷公人、石橋蓮司、広瀬アリス、桐山漣、菅田将暉、吉川晃司
総合評☆☆☆☆☆
コメント》夏に続いて仮面ライダー映画が登場。今回はオムニバス式で、「ディケイド完結編」「Wビギンズナイト」そして「MOVIE大戦」の3本立てだ。

テレビ最終回で「続きは映画で」と終わって酷評されたディケイド。果たして無事終わるだろうか。結論から言うと、何でもありのディケイドだから、新しいライダー、新しいキャラクターが出てきて、最後までお祭りのようだった。これでいいんじゃないの。
冒頭から、スカイライダー、スーパー1、カブト、Jなどを次々封印。めまぐるしい展開が◎。

ヒロイン夏みかんが変身する仮面ライダーキバーラ。デザインはいい。TVシリーズでも活躍が見たかった。
鳴滝さんの正体は、ゾル大佐。なんかもう、本当に何でもありだ。どうせなら変身して狼男になってほしかった。怪人軍団の中にヒルカメレオンがいるが、ブラック将軍は出てこないのが残念。
蜂女も復活。昭和版と比べて随分グラマー。と思ったら、炎神戦隊ゴーオンジャーでケガレシア役で出演していたセクシー女優の及川奈央だった。これははまり役。

対するは、34年ぶりに復活した電波人間タックルだ。ストロンガーに登場したオリジナルのタックルは、デルザー軍団のドクターケイトの毒にやられて死亡、仮面ライダーの一員にも加えられていない悲劇のヒロインであった。
変身ポーズ&必殺技の電波投げの手の動きが縦から横に変わってるが、非常にいい。
演じる広瀬アリスは撮影当時14歳、中学3年生!スタイルがいいし大人っぽい顔立ちだから、そんなに若いとは思わなかった。ただ初代タックルの故岡田京子さんも16歳だったというから、14歳もありかと思う。可愛いので、今後出てくる女優かもしれない。

Wはおやっさん=仮面ライダースカルがきっちり描かれていて良かった。フィリップが何者かテレビでも次第に明らかになってきてるが、映画と合わせて見るとより理解しやすい。新フォームのファングジョーカーも良かった。

そして「MOVIE大戦」は、逃げたドーパントを追って、ディケイドと合流したW。Wがディケイドのカードで分裂して、トリプルライダーキック。お祭りらしいラストだった。
おじいちゃんが死神博士になったのは、なんとガイアメモリのせい。そして、アナザーワールドのスカルが、翔太郎に「帽子が似合うな」と声を掛ける。
これらの現象は、ディケイドとWのコラボだからこそ実現したこと。夏の映画よりずっと良かったと思う。


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